秘壺に指を忍ばせた

満員電車に押し込められ、俺の一日が始まる。

毎日毎日電車に約一時間も乗りっぱなしなんて…。

面倒臭い。

けど行かなきゃ…。

何か此処で暇潰しでも出来ればな。

携帯形ゲーム機も持てない程、ぎゅうぎゅう詰めだしな。

大きく溜め息を一つ吐き、見慣れた景色を眺める事にした。

ぼーっとしながらまた車内に目をやると見慣れぬ美人が一人…。

色白な肌、ハッキリとした目鼻立ち

長い黒髪、キチンと整えられらた黒のスーツ。

思わず見とれてしまう程の美人だ

そして俺の好みのタイプど真ん中…!

この車内で凛と背筋を伸ばし

キリリと前を向いて立っている彼女に

邪な考えが芽生えるのは俺だけではない筈だ。

俺は大体毎日同じ時間、同じ車両に乗る。

しかし彼女には一度も出会っていない…。

つまり今日だけ…!?

それなら勿体無い!

いや、引っ越してきたばかり?

今日からこの電車を使うのか?

それなら今じゃなくとも毎日会える…?

くそっ…!

色んな邪念が浮かぶ。

辺りを見回してみると、彼女をチラチラ見ているオヤジ共が沢山居る。

こいつらに手を出されるなんて堪ったもんじゃない。

彼女に触れていいのは俺だけだ!

邪念が次第に大きくなり

意を決して次のカーブを待つことにした。

其処で彼女の背後に回り込むのだ!

次のカーブを越えれば暫くはこちら側のドアは開かない。

ガタン、と車体が大きく斜めに揺れた。

俺はバランスを崩す振りをし

上手く彼女の背後に回り込むことに成功した。

ガッツポーズを出したいのを必死に押さえ

ゆっくり彼女を観察してみる。

近付くとほのかにいい臭いが鼻をかすめる。

・・・・・我慢出来ない。

俺は前者に考えを決めつけ

そっと掌を臀部に近付けた。

が、まだ触れていない。

意外に俺って気が弱い。

速くなる動機に意識が持っていかれそうだ。

その時また車体が揺れ

不意に差し出したままの掌が彼女の臀部を捕えた。

心の中でラッキー!と叫んだ。

張りがあって柔らかい。

実感がひしひしと沸いてきて、指先に力を込めた。

ゆっくりと揉みながらふと彼女の表情が気になった。

引きつっているか?

そう思いながら彼女の顔を覗いてみる。

不自然な格好になったが、俺が!と印象付けてやりたかった。

覗いた彼女の表情は先程と変わらず、凛と前を向いて立っている。

眉一つ動かさず、微動だにしなかった。

その表情に驚いて一瞬手を放す所だった。

直ぐさま俺は元の位置に戻った。

何て女だ…!

痴漢されてるってのに、眉一つ動かさないなんて…。

考えられない!

しかしまた俺に邪念が浮かぶ。

何処までしたらそのポーカーフェイスが歪むのか。

…試してやろう…。

ゆっくり触っていた臀部を激しく揉みしだく。

存分にその感触を味わいながら、段々と場所を変えていく。

まずは太股。

手の甲でさわさわとゆっくり上下する。

ストッキングが心地良い。尻とは別の柔らかさだ。

鞄さえなけりゃ両手で思う存分触るのに。

仕方無いとはいえ悔やまれる。

こんなに触り心地の良いのに…。

太股も触り慣れた所でゴクンと生唾を飲み込んだ。

ストッキングを不器用に破り、下着の上から秘所を捕えた。

ステッチの厚い布の上からとはいえ、女独特の柔らかさに感動さえした。

秘豆の場所を見付けようと前後に指を動かす。

中々見付からず、躍起になってまさぐり始める。

多分此処だ。

コリコリとする場所にやっと辿り着くと、チョキの形で摘んでみる。

本当に反応の無い女だ。

俺は意地になり中指の腹で擦ってみた。

きっとこの刺激が気持ちイイ筈だ。

暫く擦っているとまた車体が大きく揺れた。

そしてまた不意に下着の中に指が侵入してしまった。

其処は既に充分に潤っていて、まるで洪水だ。

何だ…感じてやんの…!

何故か誇らしい気分になった。

ぬめり気をおびている其処から蜜を掬い取り、秘豆に擦り付けた。

秘豆も硬く、存在を明らかにしていた。

滑りが良くなり円を描くようにまさぐってみた。

次第に前後に激しく擦る。

・・・・凄く興奮する…。

秘豆から手を離し、また秘壺を探ってみる。

先程より濡れている。

太股まで伝っているのではないか?

ゆっくり指を一本入れてみる。

まだ入り口だが、…凄く暖かい。

そして徐々に奥へ侵入し始めると、他とは違うザラザラした膣壁を見付けた。

良い具合いにキュッキュッと締め付けがあり

此処がイイのだと直感した。

指を二本に増やし、其処を激しく突き上げた。

きっとグチュグチュとヒワイな音を出して、愛液も泡立っているだろう。

段々と締め付ける頻度が増してきた。

絶頂が近いんだ…!

更に激しく指を出し入れしながら、膣壁を突き上げる。

イけ…!

俺の指でイキやがれ…!

膝がガクガクと震えだした。と同時にギュウっと引き千切られんばかりに指が締め付けられる。

「あぁっ…!」

微かな声ではあったが、確かに彼女から発せられたものだった。

大きく肩で息をしている。

その僅か数秒後、到着駅の名を告げてドアが開いた。

彼女は何事も無かった様に歩き出し、俺もつられて降りた。

改札が見える頃には完全に見失ってしまった。

途方に暮れながら、ふと見上げると会社がある駅だった。

まぁいいか…。

降りる駅も同じなら何時かまた会えるかもしれないし。

もしかしたら明日も会えるかもしれないし…。

それにはち切れんばかりにそそり勃ったコレは、久しぶりの感覚だ。

指先に付いた彼女の臭いをかぎながら、

何処でコイツを処理しようかと考えをつつ、

改札を抜けた。

昨日は黒のスーツで良かった。

アンナコトされて染みが出来てたに違いない。

転職早々アンナコト…。

中で殆どイケない私を、

『彼』は

この電車の中で軽々とやってくれた。

改札を抜け会社に辿り着くまでのコンビニで

ショーツを替える時に気付いた。

中でイクとアンナコトになるなんて…。

恐る恐る触ってみた。

其処は溢れていて、私の一本の指ををすっぽり包み込んだ。


少し掬ってクリトリスを擦ってみた。

ビクッと身体が震え、

激しい快感が全身に流れ、大きく溜め息を吐く。

誰かが順番待ちをしているかもしれない

街中のコンビニのトイレで私は、

一心不乱にクリトリスをまさぐった。

止められない…。

キモチイイ…。

案の定ものの数分で激しく昇りつめてしまった。

短時間で二度も達してしまったので

昨日は色んな意味で散々だった。

けど私は今日も濃藍のスーツだ。

スカートも昨日より少し短い。

車両も変えない。

『彼』に触って欲しい…。

電車が到着しドアが開く。

なだれ込む様に人が押し込められ

昨日と大体同じ位置に着いた。

反対側のドア付近…。

目的地までは開かないドア…。

位置を確認し

鼓動は高鳴りを増した。

『彼』が近くに居るかもしれない、というだけで

私の秘壺がジュンと潤った気がした。

私の期待を乗せて満員電車は走り出した。

昨日大きく揺れたカーブに間も無く差し掛かる。

私は期待を押さえきれなかった。

早く『彼』に触って欲しい…。

車体が大きく揺れ、人々が大きく傾いた。

立っているのがやっとだ。

何処にも支える場所のない私は

肩幅程足を開き、バランスを取るのに必死だ。

何とかバランスを保ち、

ふぅ、と一息入れるのとほぼ同時、

誰かが私のお尻を触り始めた…。

ドキッとして身体が硬直する。

『彼』だろうか…。

完全に真後ろに立たれてしまってる為

『彼』だかどうかは全くわからない。

しっとりと撫で回され

私の反応を確かめるかの様だ。

ぐっと掌に力が込められ

段々激しく揉みしだかれていく。

十分にお尻の感触を味わったのか

手は次第に太股に這われ、手の甲で内股をさわさわと撫で始めた。

そして無器用にストッキングを破く。

ゆっくりではあったが的確に私のクリトリスの場所を探し当てた。

『彼』だ…!

私は確信した。

指の這うスピードは昨日より早いが

この快感を与えてくれるのは『彼』しかいない。

急に気持ちが楽になり

『彼』から与えられる快感に酔いしれ始めた。

『彼』は私のクリトリスをショーツの上からチョキの形で摘んでいる。

段々クリトリスが勃起し始め

形を露にしてきた。

私が快感を得ていると『彼』は気付いたのか

ゆっくり秘壺に指を忍ばせた。

恐らく溢れんばかりに潤っているだろう。

『彼』は少しばかり愛液を掬い取り

激しくクリトリスを刺激し始めた。

潤滑油の様になり

前後左右と『彼』の指が暴れる。

声を出さない様

他人に悟られない様

必死に堪える。

お願い…

クリより中をいじって…。

指で中でイキたい…。

しかし『彼』はクリトリスから指を離さない。

ダメぇ…!

…イキそぉ………!

あっ…イっちゃう…!

イクぅっ………!

「あぁぁっ!」

必死に押さえていた声が少量だが漏れ

身体はガクガクと震えた。

私は無意識に『彼』に寄りかかっており

肩で大きく息を吐いた。

「イっちゃったの?淫乱サン」
耳元で軽く囁かれゾクっとしたが

私は『彼』の方向に向き直った。

顔は見ない…。

けど…

「次の駅で一緒に降りて。貴方のでイカせて。」

『彼』の硬く反り勃ったペ二スを握った。

しばらくして到着駅のアナウンスが告げられた。

ドアが開くとほぼ同時、

『彼』は私の手を引き、

足早に歩き出した…。


The end・・・・・・・