優子の身体

平凡な日が今日も始まる………

はずだった……

何も考えず仕事へとむかうべく、電車に乗る一人のOLがいた。

大学を卒業したのは3ヶ月前…少しは社会人としての厳しさにも慣れたころである。

彼女の名前は…『中村 優子』

・身長、158センチ

・スリーサイズ、88、58、86のFcup

・顔は矢口真理、ミヒマルGTのヒロコ似(本人は自覚なし)・性格、内気で自己主張をあまりしないタイプ。

甘えん坊で彼氏である『増田 勇二』一筋で、男性恐怖症の面有り。

・性に関しての知識もなく、勇二とはノーマルな経験しかない。

仕事へとむかう優子………

今日も朝から満員電車である。

紺のスーツ白いブラウスにミニスカ、生足と言う服装で今日も通勤している。

(はぁ…今日も満員電車だな…座って眠りたいな…)

そんな事を考えながら電車の隅へと行き壁にもたれるようにしている。

(本当に眠いな…このまま眠れるよぉ……)

目を少し瞑ると背中に違和感を感じ目を開ける。

(ん…背中に指が……くすぐったいなぁ…満員電車だから仕方ないけど…どけてくれないかな…)

気にはしたものの仕方ないと諦め再び目を瞑る。

時折、指先が…スッーと…肩胛骨や背骨のあたりを往復しだす。

(っ…くすぐったいよ…これって…わざと…かな?……まさか……ね)

少し不思議に思うも抵抗しずらいこの状況で、何も出来ずにいる。

そんな中……唯の耳元に…ふぅーと…息がかかる。

(ゃっ…耳に息が……)

突然のことに赤くなる耳。背中は先ほどより何度も何度も往復させる指先がある。

(まさか…これって…痴漢??…嘘…やだ…怖いよ…勇二助けて…)

鈍感な唯もようやく状況が把握できた。

くすぐったくこの状況から逃れたいために、腰をくねらするがその行動は後ろの男を興奮させるのには充分であった。

男は…優しく何度も耳に息を吹き掛け…背中から臀部へと指先を這わせる…

(やぁ…だ…痴漢なんて…最低なだけだもん…今までの痴漢だって…勝手に唯のこと触って…っ…ぁ……)

このプロポーションなだけに今までにも何度も痴漢にあっていた。

降りる間際にお尻や胸を触られたり、がさつに触ってきたり……痴漢にはそんな印象しかなかった。

男は…やわらかく美味しそうな唯のお尻の感触を楽しんだ後…腿の裏側へと指先を這わせる…

(んっ…こういう触り方…ぁ……っ…ゃっ)

男は少しずつ…内股へと指先をはわせる…

(だめ…唯は勇二のものなんだから…唯に触っちゃ…んっ…ゃ…っ…)

唯の白く艶めかしい足は固く閉ざそうとするが…時折…足が…ピクピク…っとなり力が入らなくなる……

これ以上はさすがに指の侵入を拒むべく、両手を後ろに持っていき抵抗を見せる。

男は待っていたと言わんばかりに右手で…唯のくびれたわき腹へと指を運び…お腹のあたり…くるくると指を動かす…

(あっ…どうしよう…助けて…怖いよ勇二……っ…ゃめ…下だけは絶対…守らなきゃ……)

男の右手は諦めた唯…男はにやっとほくそ笑み、唯の豊満な乳房をつついてみせる。

恥ずかしさや怖さで涙目になり今にも泣きそうな表情をみせる。

男は唯のブラウスの第3ボタンだけを開け手を侵入させる……

(嘘…嘘!…いや…お願い……お願いだから…)

指が唯の豊かな胸に触れると……男は今までにない感触に歓喜する…

男はさらに…ブラの上から…優しく指先を這わせ…乳輪をなぞる…

(ぅ…ぁ…ゃっ…変触り方…しないで……絶対に…乳首は触っちゃ…ダメなんだからね…くっ…)

唯が乳首を意識してしまったばかりに、小さくピンクの美しい乳首が突起しだす。

(何で?乳首が…固くなってるの?…お願い…触らないで……)

だが、男の指先は乳輪をなぞるだけでそれ以上のことはしてこない。

(あれ…?…なんなの?…何がしたいの…っ…はぁ…はぁ……)

先の展開を予想したばかりに、もどかしく焦れったい感情が芽生える。

そんな唯を見透かすように乳首から遠ざかる指先…かと思いきや…乳首に近づく指先…

(ゃ…ぁ…はぁ…っ…むずむず…するの…違う…感じてなんか…ないもん…)

今度は男の指先が直接乳輪をなぞりだす……

(そんな…唯…知らない人に…身体遊ばれてる…やだ…)

気持ちとは裏腹に熱くなる身体。熱くなる乳首。

まるで期待してるかのように腰はくねりだしてしまう。

男はほくそ笑み、一瞬指を唯の身体から離す。

唯は思わずホッとした…

(終わり…?…よかった…)

そう思った次の瞬間…乳首を弾く…

『ぁっ!』

思わず出てしまった唯の官能の声…恥ずかしいと思うより…身体がうれしさの悲鳴をあげた。

(ゃぁ…身体が…ビクビクって…なんで………)

頭の中から足先まで雷が落ちたような刺激が走る。

男はまた乳輪をなぞり……時折乳首を弾く……

これを何度も何度も繰り返す。

(あっ…んぁ…やめ…っ…変に…なっちゃ…う……乳首だけで…そんな…嘘…)

間もなく唯が降りる駅に近づいた瞬間……

男が乳首を…ぎゅっ…と摘む…

『ゃぁ…っ!…』

(ぃゃ…嘘…だめっ…い…いかない!…いかない………もん!…くっ……)

ビクビクと身体が震え背中が仰け反り絶頂を迎えてしまった。

男は巨乳、焦らし好きな痴漢であったのだ。

この日優子は『焦らしと乳首の感度』を目覚めさせられた日になってしまったのである。


The end・・・・・・・