小さく白いきれいなお尻

今日は久しぶりに同僚数人と居酒屋に行くことになっている。

寒さが一段と増し、日没が早まった。

所属部課では仕事の締めをしようと、皆の動きが慌ただしさを増していた。

その中に、いつも私の視線が引き寄せられる女性がいた。

倉田由貴という同僚女性の中で最も端正な美人で、私より二年後輩の25歳である。

彼女が二年前に初めて入社してきたときの鮮烈なイメージは今でも脳裏に焼き付いて離れない。

今日は白を基調としたスーツにさっぱりと身を包み、いつもどおりテキパキと仕事をこなしていた。

言葉遣いも丁寧で、仕事もソツなくこなし、私を含め同僚男性の憧れの的となっている。

私自身も、彼女にひけをとらない大学を卒業し、仕事の実績もある程度は挙げていたし

年齢差から言っても、彼女と恋人関係になっても世間的には何らおかしくないはずであった。

しかし、現実に彼女を前にすると、その圧倒的な美しさと輝きの前で、私はコンプレックスのかたまりとなってしまい

プライベートな話を彼女に持ちかけることはできなかった。いつも彼女のことが脳裏を離れないくせに

彼女の華麗な姿を遠巻きにしか見つめることのできない自分を情けなく思っていた。

男性社員全員にとって残念だったのは、彼女は両家の娘なのか、同僚との夜の飲食に付き合うことはなく、いつも早々と帰宅してしまうことだった。

しかし、今日の飲み会は違った。

同僚が、由貴さんの大学の先輩に当たる上司に対するお祝いという名目を作って彼女を説得し

彼女は断り切れずに付いてくることになったからである。

居酒屋に着くと、いつもならすぐに下ネタを持ち出す同僚達も、今日の飲み会は由貴さんが同行ということで行儀よく振る舞おうとしていた。

由貴さんは、「私はお酒はあまり」と言い、軽くビールに口を付けた後はウーロン茶を頼んだ。

私は、今日こそ由貴さんとプライベートな話をしようと昼間は意気込んでいたのに

いざとなると、やはり気後れしてしまい、他の同僚と会話をしながら、由貴さんばかりが気になり

彼女の坐っている方向をチラチラ見ている情けない状態だった。

それでもみんなで楽しくしばらく飲んでいると、由貴さんは「電話が鳴っていますので、少し失礼します」と言って携帯を手にして席を立った。

その後すぐ、私は便意をもよおしたのでトイレに向かった。

私はしばらく便秘が続いていたのでその解消を期待しながら、短い廊下を抜けて行くと、まず女子トイレがあったが改装工事中となっており

通常は男子用と思われる奥のトイレを利用するよう指示する札がかかっていた。

トイレの中に入ると、綺麗に清掃されており、他に誰もいない気配で、男子小用のほかに、戸のついた大用のスペースが二つあった。

いずれも外からみるとしっかり閉まっており、鍵がかかっているかは分からなかった。

私は、迫り来る便意に抗しながら、そのうちの奥の方の戸を力をこめて引っ張った。

すると、少し抵抗があったが、カチッと小さな音がして戸が開いた。

どうやら鍵が丈夫でなく、壊れてしまったようだった。ところが、その瞬間、私は何ともショッキングな光景を目にすることになった。

***

中では、若い女性が後ろ向きに和式便器にまたがっており、小さく白いきれいなお尻が私の方に向かって突き出されていた。

それだけではなかった。そのお尻の下部は大きく開き、そこから

お尻の端正さには似ても似つかない黒褐色の太く長い一本の大便が垂れていたのだ。

女性は後ろ向きだったので、戸が開いたことに瞬時には気付かず、一秒足らずだろうか

その一本糞は肛門と思われる部位からゆっくりと出され続けていた。

私が、その女性が由貴さんだと気付いたのとほぼ同時だろうか、彼女も異変に気付いて振り返り

そこに私の姿を発見すると、声にならない叫びを発し、大きく動揺した表情となった。

私の視線が彼女の肛門から出され続けていた巨大な便に注がれていたことは

その場の状況からして明らかだったから無理もないだろう。

由貴さんは戸を閉めようと一瞬腰を持ち上げかけたが便が途切れていないことに気付き

尻を瞬間的に振ってそれをふるい落とそうとした。

しかし、結構堅く太い便だったせいか、しつこく彼女の肛門にくっついて尻尾のように伸びたままだった。

便器に落ちるまで便を出し続けるしかないことを咄嗟に悟った彼女は、それを私に鑑賞され続けるのがたまらなかったのだろう

体の向きを反転させて便を私の視界から隠す決意をしたようだった。

ところが、慌てていたせいか、その際、ハイヒールを便器に引っかけ、仰向けに倒れてしまって、キャッという声を上げた。

***

立っている私の眼下には、もの凄い光景が広がった。

由貴さんは脚が開いた状態で倒れたので、黒々とした陰毛の下に、小便らしき滴のついた割れ目が口を開けており

その下の肛門に一本糞がくっついて便器の中まで伸びていた。

これまでの間三秒足らずだったはずだが、私にとっては何年分もの時間に感じられた。

何しろ、二年にわたって毎日のように憧れて自慰のネタにしていた由貴さんの陰部と脱糞姿が目の前に開陳されたのである。

由貴さんの陰毛は割れ目の上部を豊かに覆って大きく波を打っており、彼女の端正な顔つきからは想像もできなかった。

割れ目の下部は、小さいながらも黒々と口を開けており、男の棒を求めているのは清楚な女性もやはり同じであると語っているかのようだった。

さらには、大便をすることを普段は想像すらできないような美人である由貴さんが

私の眼下で、肛門をチューブの口のように広げ、その中から太くて長い一本糞をひねり出していたのだ。

***

今から振り返ると私は完全に理性を失ってしまっていた。

無意識に突進し、由貴さんの恥ずかしい部分に手を伸ばし、陰毛と割れ目をまさぐった。

暖かい皮膚と柔らかい陰毛の触感が掌に広がり、割れ目の中の筒型の形状とそれ覆う複雑なひだが指の腹に感じられた。

好運にも指頭が由貴さんの穴の入口に当たったので間髪を置かずその中に指先を挿入し始めた。

数秒足らずのうちにこんな大胆なことができたのは、日頃から由貴さんを自慰のネタにしていたのが

イメージトレーニングとなって私の動物的本能と結びついたからであろう。

イメージしていた由貴さんの陰部の形状と現実に手に伝わる触感を比較し

「ああ、由貴さんは本当はこうなっていたのか ! こうなっていたのか !」

と私は頭の中で歓喜の奇声を上げていた。

由貴さんが抵抗し、体勢を立て直そうとした瞬間、割れ目のすぐ下に伸びていた彼女の一本糞が私の視界に飛び込んできて

我ながら何を思ったのか、私は、何と、それをつかんで由貴さんの肛門から引き抜いた。

少し肛門の抵抗を感じたが、内部に残っていた十センチ足らずの部分は意外と簡単に抜け

肛門は一瞬ポカッと口を開いた状態になったが、すぐに閉まってきれいな菊の文様になった。

引き抜いた瞬間、由貴さんが言葉にならない叫び声を上げ、それで私は我に返った。

由貴さんの一本糞を手に握ったまま、「やばい」と思ってトイレを飛び出した。

***

顔が火照っているのが分かった。

一瞬同僚のいる席に足が向かったが、自分の手に余るサイズの由貴さんの一本糞を握ったまま席に戻れないことを自覚し

周りに積んである段ボール類の隙間にそれを隠した。

そして、手を洗うために、急いでトイレに戻った。例の戸は閉まっており

中には由貴さんがこもっていると思われ、かすかな嗚咽が漏れ聞こえた。

トイレの鏡で表情を整えてから、私は席に戻った。その後、なるべく同僚の話につきあおうとしたが

上の空になってしまうのはどうしようもなかった。

私が戻ってから十分も立った頃だろうか、由貴さんが席に戻ってきた。

努めて冷静さを装おうとしていたが、明らかに上気していた。

由貴さんが電話ではなく、少し長いトイレから帰ってきたのではないかと勘ぐった同僚は「大丈夫?」と尋ねたが

由貴さんは小さく「ええ」と答えた後、誰とも話をしなくなってしまった。

そして間もなく「今日は少し体調が悪いので、申し訳ありませんが先に失礼させていただきます」と言って去って行った。

その間、私とは一度も目を合わせなかった。同僚は「お腹の調子でも悪いのだろうか」

「由貴さんのような美人はどんな便をするのだろう」

程度の想像はしたと思うが、私の体験したようなドラマがあったとは誰も想像できるはずがなかった。

同僚と店を出るとき、私はそそくさともう一度トイレの方に向かい、隠してあった由貴さんの一本糞を探した。

見つけたときには、再び動悸が高まり、それを自分のコートの内に隠した。

少し崩れたが、内ポケットに下半分が収まり、どうにか運べそうであった。

同僚からは二次会に行く提案が出たが、私は嘘を言って何とか切り抜け、タクシーを拾って帰宅を急いだ。

冷えた都会を疾走するタクシーの中にあって、コートの内は暖かかった。

段ボール箱が暖房設備の傍に置いてあったため、由貴さんの便も保温されていたのだろう。

しかし、そのぬくもりの一部は由貴さんの内部から出たものに違いなかった。

***

私は独身なので家に着けば、もう自由だった。息を切らしながら、由貴さんの物をコートから取り出した。

そこで初めてその質量感を意識した。巻きずし一本ぐらいの重さだろうか。

憧れ続けてきた女性の秘め物を現実に手にしている喜びに私はひたった。

同時に、美女の便もやはり臭いものなのだということを実感したが、由貴さんの中から出てきた物だと思うと

鼻を密着して何度もその臭いを堪能せざるをえなかった。

味見したい衝動にもかられ、少し端をちぎって口に入れてみると苦かったが、由貴さんの物だと自らに納得させつつ賞味した。

私はさらに、それを蛍光灯の下に置いて、虫眼鏡を使ってじっくり観察した。

健康そうな黒褐色で、全体に堅かったが水分を含んだ軟便の部分もあり

繊維質の部分や、消化されなかったトウモロコシの粒のようなものも発見できた。

由貴さんの消化器内で起こったプロセスを想像しながら私はそれらに見入った。

外では木枯らしが吹いていたが、由貴さんの便を前に、それを肛門から出している最中の彼女の後ろ姿

前からの彼女の陰部の光景と手に残る触感を脳裏にプレイバックさせながら自慰にふけっているうちにその夜は明けた。

***

その後、由貴さんは、社内で私との接触を避けるようになった。

同じ部課なので、やむを得ない連絡事項があったが、素っ気ないメモにして、私の居ない間にデスクに置いてあった。

他方、私の方は、由貴さんを直視できるようになっていた。

確かに、眩しいぐらいの彼女の美貌は変わっていない。

しかし、それはもはや私にコンプレックスを感じさせるものではなくなっていた。

彼女の後ろ姿を見ると、うなじから背骨のライン、そして尻から前にまで至る割れ目を服の上からも容易に想像できるようになっていた。

また、彼女の体内の消化器を通って便が組成され肛門から出て行く様までもを眼裏に描くことができた。

私は、もともと由貴さんに対して好意を抱いていたので、彼女が私との接触を避けていると心が痛んだ。

そこで、ある日、私の方から彼女を呼び出した。劣等感を持っていた当時の私ならば考えられない行動である。

私が「由貴さん、あの日のことは覚えているよね。」と始めると、彼女の色白な顔が羞恥感で急速に赤く染まっていった。

私は構わず続けた。「あの時、戸が開いたのは偶然のアクシデントだったんだよ。まさか由貴さんが入っているとは思わなかったしね。

その後理性を失ってあのような行動に出てしまったことは反省しているよ。

でもね、同僚には一切話していないし、由貴さんもこのままではやりにくいだろうから、許してくれないかな。」

終始伏目がちに聞いていた由貴さんは

「あの時は本当に恥ずかしかったのですが、もし忘れていただけるなら、何とかこれまで通りやっていけると思います」

という言葉をどうにか口にした。このとき、私は優劣の立場が逆転したと確信し、当日の出来事を忘れるようにすると約束した。

その後は、表面上は普通の関係に戻った。

会社で日常的に近くで見る由貴さんはやはり見事な美人で、あの日の出来事を忘れるどころか

あの光景と手の触感の記憶は自分でも驚くほど正確に細部にわたり脳裏に刻まれており、たびたび鮮明に蘇ってくるのは

男である以上どうしようもない。

***

由貴さんの肛門から引き抜いた一本糞をその後どうしたのかは、私は話さず、由貴さんは尋ねなかった。

由貴さんとしては、当然気になっているはずだったが、「私の大便はどうされましたか」などとは恥ずかしくて訊けず

私があの日に捨ててしてしまったことを信じようとしているに違いなかった。

実は、私はそれを自宅のタンスに保存し、日々の自慰行為の度に取り出していた。

しかし、半月も経つと、水分が抜け、堅くなって長さも半分ぐらいになってしまった。

私は世の無常を感じた。ある日曜の朝、決意を固めて、私はそれを自宅のトイレに落とした。

これまで私の物ばかりを受け入れてきたトイレに、ひからびた彼女の物がプカプカと浮いた。

私は、妙に由貴さんに親近感を感じ、すぐには流すことができなかった。

輝かしい彼女を遠巻きにしか見ることのできなかった日々、そしてあの日の感動的な光景と手の触感が脳裏を駆けめぐった。

私は深呼吸をして水を流した。彼女の物は数回旋回して流れていった。


The end・・・・・・・