ゆっくりとした性交
俺と幸子が同棲しているアパートに友人達が押しかけてきた、なし崩しに鍋パーティーになりまったりとした時が流れた。
夜も更け自然と雑魚寝となる、皆こたつに足をつっこみ横になり寝息を立てていた。
「なあ……」
俺はほとんど呼吸音のみの小声で、幸子にささやいた。
「駄目よ、みんなに分かっちゃうでしょ」
俺の腕枕で、子猫のように丸くなっている幸子が先回りをし、俺をけん制した。
それでも俺は幸子の太ももを時間をかけ愛撫し続けた。
幸子のスカートが徐々に乱れていく、裏地のさらっとした感触が手の甲に心地よい。
「うんっ」
幸子が小さく咳払いをした、そして俺に背を向ける。
尻が無防備になった、今度はそこを撫で始める。
パンティの上から愛撫し、ころあいを見計らってパンティの下に手を入れた。
お尻のさらっとした肌触り、そして尻の割れ目だけうっすらと汗をかいていた。
「俺、お前の尻、好きだな、ひんやりしてて、それからお腹の温かさも好きだ」
手を幸子の前面に進めた。
「ねえ、やめて」
言葉では拒否しているが、俺の手はずっと自由だった。
指先が陰毛を分け、幸子の一番魅力的な部分へと向かった。
恥骨の裏側に到達すると、そこはすでに洪水だった。
「それに、この熱さ、好きだな」
「馬鹿……」
しばらくクりトリスや膣口をいじってから。
「なあ、トイレ行けよ、パンティ脱いでこいよ」
「ええっ、そんなこと」
「その後、俺もいく、コンドームつけてくるから、なっ」
「するの?」
「ああ」
幸子は仕方ないな、という表情を見せながらも、なるべく音を立てない様に立ち上がると、友達をふまないよう気をつけながら部屋を横切りトイレへと向かった。
戻ってきた幸子は複雑な笑顔を見せながら、俺のとなりにもぐりこんだ。
「なあ、大きくしてくれよ」
「まったく」
幸子はジャージの中に手をつっこみ俺のペニスを握った、そして上下に擦り始めた。
「こう?」
「上手いぞ」
「大きくなった……よ」
幸子はつっけんどんにそう言うと手を引っ込めてしまった。
俺は幸子を1度きつく抱きしめ、トイレへと向かった。
こたつに戻り幸子の頭を持ち上げると、その下に俺の左腕を通した。
「どうするの」
幸子が尋ねた、もう幸子のほうが積極的なのかもしれない。
「さっきと同じ、尻をこっちに向けろよ」
「うん、こう?」
足は閉じたままだが、尻をこちらに突き出させることで、おまんこの入り口が少しだけ開き何とかペニスを受け入れる体制が出来た。
ペニスの先を注意深く膣口にあてがった、亀頭が幸子の熱さを感じる。
幸子もお尻をもぞもぞと動かし、ペニスと膣口の角度を調整してくる。
ペニスはぬるっとした感触を味わいながら、幸子の中にゆっくり入っていった。
「お前の中いつもより熱いな」
「あなたのも」
俺は幸子を後から強く抱きしめた。
「苦しいわ」
「ご免、思いっきり動けないから……力が余ったのかな」
「ううん、それならいい」
俺は一秒ぐらいかけての出し入れを繰り返した。
「なあ、幸子、そろそろ籍入れようか」
「何いきなり」
「えっ、なんとなく」
「駄目よ、こんな……プロポーズ」
「どうして?」
「だって、あううん、気持ちいい、だって、子供が大きくなってプロポーズの言葉、なんだったって聞かれた時、こんなの話せないでしょ」
「そういうの杞憂って言うんだぜ、多分」
「冗談よ」
友人の一人が寝返りをうった。
瞬間二人は息を殺す。
しばらく様子を見、俺はまたゆっくりと腰を使い始めた。
「ううん、いいわ」
「お前の中たまらなくいいぞ、いつもと違う」
「大きな声出せないからかな、ねえクリトリス触って」
俺は幸子の陰毛の中から、肉の突起を探し、中指でこりこりと揉み始めた。
幸子の呼吸が少し速くなってきた。
「いいわ、それずっと続けて」
クりトリスを刺激すると膣がきゅっと締まった。
幸子と俺の太ももが触れているところがじっとりと汗で濡れてきた。
俺は試しに、二人がつながっている所を指で確かめてみる、そこには粘度の高い愛液が滲み出していた。
「排卵日か?」
「そろそろ、かな」
「コンドームはずそうか」
「駄目!」
俺達は時間をかけ、ゆっくりと性交を楽しんだ。
ペニスが痺れるような感覚につつまれ始めた。
こんなゆっくりとした動きでも射精できるのか、俺は少し不思議な気がしたが、そろそろフィニッシュが近いことは分かった。
射精もゆっくりとした物だった、ペニスがゆっくりと膨らみ先端からピュッと流れ出した。
下腹部全体が痺れるような感覚に、つい声が出そうになるのを息をつめてこらえた。
「終わったよ」
幸子も呼吸を整えながら。
「うん、こういうのも悪くないわね」
幸子は半分ほど満足げにそう言うと首を後に回し、俺の唇を求めてきた。
しばらく唇を合わせた後、「籍の事、いいわよ」 と言い残し、後始末のため洗面所へと向かった。
この女となら一生付き合えるかな、俺はそう思いながら心地よい睡魔に身を任せた。
The end・・・・・・・