高校生の娘が心配で

高校2年になる娘の千秋も近頃男の子を連れて帰ってくる。

彼は稔君といって、礼儀正しいとってもいい子です。

いつも遊びに来るし、一緒にお夕飯を食べさせて帰す事もしばしばあります。

17歳にもなると色気づいてあたりまえの事だし、稔君はいい子だけれど、女の子の母親としてはどうしても不安が残る…

そんなわけで娘の部屋で仲良くしているわけですが…

たまたま階段の下を通りかかった時に

ひゃぁ…ぁ…

娘の声がした事がありました。

主人には決して言えませんが、あれはふざけあったりした声ではなく、いかにも女の声でした。

私はどうしていいものかと、その場に固まってしまったのですが高校生にもなると…

仕方ない事ですよね。

女親って何でしょう?

娘のセックスについて避妊しなさいとか、不衛生な行為はしてはいけませんとか言えるのでしょうか?

私は気づかぬふりをして困惑するばかりでしたが気になって、気になって…

これはいけない事と分かっていながらもある時こっそり二階に上がり、隣室の押し入れに忍び込んで聞き耳を立ててみたのです

うんっ…あっ…

微かに聞こえました、まさしくあの時の様子です

ちょっとひっくり返してみなよ…

こう?…

こう…お尻上げて…

あっ…ヤダ…恥ずかしい…

恥ずかしがる事ないってば…

みんなこのぐらいの事はしてるよフツー…

あぁ、何してるんだろう?…

ドキドキする

自分の娘なのに…

娘だから…あぁ…

あっ…うん…

うぅんっ…あっ…

気持ちいい?

うんっ…ぁぁ…

これは?…

あぁんっ…

ばかっ、聞こえるじゃん…

んっ…稔が…悪いんじゃ…ぁっ…

娘のセックスを覗き見するような事…

でも、あんまり変な事してるようだったら…

暗がりで息を殺しながら、じわりと汗をかいた私…

あぁ、もう私はどうしていいのやら…

この狭い押し入れの中でひとり気を失ってしまいそうでした

あろう事か私…

これがクセになってしまったのです。

毎回しててはバレてしまいますから、ある程度の間隔を置いて隣室に忍び込んでは実の娘と男の子がセックスしてるのを盗み聞き…

本当にお恥ずかしいお話しです。

いつしかそんな事をしながら自分では無意識に股間を押さえていたり

娘が学校に行ってる間に娘の部屋に入り込んでベッドの上に座って、その情景を想像して下着を脱ぐ…

淫らな女だと思われますか?

愚かで恥知らずな女だとお笑いになるでしょうね?

けれど、これが年頃の女の子を持つ弱い私が困惑とある種の羨望から自分を守るための精一杯の行為なのです。

こんな馬鹿げた事をして、なんとか[お母さん]でいられたのです。

さて、休みのある日の事でした。

お友達と電話していて、何やらパタパタと出かけた娘とちょうど行き違いに稔君がやってきました。

お母さん、稔が来たらすぐ戻るって言って待たせておいてね。

そういい残すと何だか知りませんが娘は一目散に飛び出して行きました。

私は言われた通り稔君を二階に通した後、階下でかたずけ物などしていましたら娘からまた連絡があって

「ちょっとね…遅くなるのよ」

「2、3時間で帰るから稔に居るように言ってよね」

ちょっと…稔君に悪いわよ

もうっ、いいのよっ・・だったらお母さん相手しといてよ・・・なるべく早く戻るから…

あの子ったらプツッと電話を切ってしまいます。

私は仕方なく二階でおとなしく待ってる稔君にお茶のお代わりと、その旨伝えに上がりました。

ごめんなさいね あの子ったらもう…

「あっ、分かりました。 そしたら一度お暇させていただきます。」

あら…よかったらゲームでもしていてくれたら助かるのよ…

あの子もへんな子よね。

稔君の携帯に直接かければいいものを…

あ…止まっちゃってるんですよ。

来月まで支払えません。

あら…そうだったの

それは困った事ね…

本当にいい子です

これでいてセックスが強いなんて…

我が娘ながらよくこんないい男を捕まえたものです。

遠慮なくゲームかなんかしてくれてていいのよ

おばさんの相手してたって仕方ないものね…

いいえ、そんな…

こうして綺麗なお母さんとゆっくりお話ができるなんて…

まぁ…本気にしちゃうわよ。

本気ですよ…

お母さんはいつもお綺麗です。

私は舞い上がってしまいました。

娘の男とはいえ、こんな若い子に綺麗と言われて悦ばない女はいません。

その時…ふと娘の何気ない言葉が脳裏をよぎったのです。

[お母さんが相手しといてよ…]

娘に言えない、主人にも言えないなら…

いっそ男の方に頼んでみてはどうかしら?

ねえ稔君…

はい?何ですか?

あの…いいにくい事なんだけど…

何でしょう?

その…つまり…

いつもどんな事してるのかな?…あの子と

何ですか?

私はひと息おいて、エイっとばかりに打ち明けてみた。

避妊は…ちゃんとしてやって欲しいの

それから…

あんまり不衛生な事は…

稔君は若いのにきっぱりと肝の座った男でした。

避妊は必ずしています。

それから…お母さんのおっしゃる不衛生な事といわれても…

正直、僕にはちょっと見当つけかねますが至ってノーマルなつもりです。

そういってポケットからゴムの避妊具を出して見せたのです。

私は目を点にしてしまいました。

僕は…お母さんが好きです。

お母さんの頼みでしたら何でもお役に立ちたいんです。

私は返事に困りました。

稔君は妙に誠実で私は頭の中でまた、ああでもないこうでもないと混乱し始めています。

私の想像する不衛生と娘たちの不衛生は噛み合わないかも知れない…

私って本当に淫らな事を想像をする女だから…

ねえ…ひとつだけ聞いてもらえないかしら?

はい?

一度だけ…娘にしてる事とそっくり同じ事を私にしてはもらえないかしら?

混乱して、とんでもない本音が口をついて出てしまいました。

お母さん…

稔君が立ち上がった。

怒らせてしまったかと思ったら私を抱きしめて・・・・

正直にいいます…

僕は千秋ちゃんをちゃんと愛していますが、初めてお会いした時からなんて綺麗な女性だろうと思っちゃって…

夢の中でお母さんの事、いつも抱いているんです。

ストレートだけど、なんて素敵な表現なんだろう…

これじゃあ母子してコロっといっちゃいますよ。

百聞は一見にしかず…

文字通り身を持って確かめるのが一番の方法です。

私たちは千秋のベッドに崩れ落ちて抱き合い…

やがてこの渇いた心の恥ずかしいほど、ぐしょぐしょになった部分に若い彼の熱い想いがずぶりと貫いた瞬間…

千秋が帰ってきてしまいました。

私は慌てて服だけ付けて稔君に合図して駆け下り、帰ってきた千秋を階下で捕まえて何だかんだできるだけ時間を稼ぎます。

内心…この身勝手な娘が今日ほど腹立たしかった事はありません。

下着も履いていないし、コンドームのパッケージも娘の部屋に散らかしたまま…

稔君、うまく隠してくれるといいんだけど…

稔君の携帯代は私が支払いました。

もちろん主人にも娘にも内緒です。

そしてたまに…

私も実は娘のおこぼれを頂戴していたります。


The end・・・・・・・