「ねえちゃん」の自慰-1
入社1年目の研修会が大阪であった。1週間の期間中、僕は叔父の家に泊めてもらった。
あいにく叔父は僕と入れ替わるように海外出張で不在。
恭子姉ちゃん(叔父の妻だが、子どものころからそう呼ばされていた)と2人だけで過ごすことになった。
その研修が半分過ぎたころのことだ。
「うっ、あ、ん〜」
疲れて帰り、リビングのドアを開けようとした僕の耳に、密やかなくぐもった声が聞こえた。
官能をくすぐられるような艶かしい声。
僕はとっさにドアのノブを離し、部屋の外の壁際に身を隠した。
恭子姉ちゃんがオナニーしているのだ。
「ふ〜ん、あ、あっ、あ〜ん、こ、これよっ、あっ、ああ、ああ〜っ、気持ちいい〜、ああ〜ん」
抑えきれないのか、声が徐々に大きくなる。
僕は気付かれないようにドアのノブをそっとまわし、少しだけドアを開けた。
恭子姉ちゃんの背中が見えた。パジャマが無造作に脱ぎ捨ててある。
恭子姉ちゃんはサイドテーブルに顔を乗せ、右足の膝を立て、右手でリズミカルに股間を刺激している。
やがて恭子姉ちゃんは和式便所にしゃがむ時の格好で、左手をサイドテーブルに置き、しゃがんだ。
丸いお尻、白いパンティ。
の右手はパンティの中。
もこもことした妖しい動きが、お尻の方にも伝わる。
見ると、恭子姉ちゃんは左手に何かを持ち、それを顔に押しあてている。
声が漏れないように何かを口に、というのではなさそうだった。
舐めている、匂いをかいでいる、そんな感じだった。
恭子姉ちゃんの動きが段々大きくなった。
全身が揺れる。
一瞬、耳を疑う名前を恭子姉ちゃんが口にした。
僕の名前だ。
「ああ、そうよ、お姉ちゃん、うれしい。浩ちゃんに触られてうれしいの。浩ちゃん、お姉ちゃん、気持ちいい。そ、そう、そこよ、浩ちゃん。
あ〜ん、もっと、もっと、もっとぉ。ああ、すごい、浩ちゃん、上手よぉ。浩二にあげる、お姉ちゃんのここ。
ね、浩二、好きでしょ、ほしいでしょ、お姉ちゃんのここ。ほら、浩二、食べて、お姉ちゃんのここ、食べて!」
僕が覗いているとは知らず、恭子姉ちゃんの声は時折叫ぶように大きくなった。
しゃがんでいた恭子姉ちゃんが、サイドテーブルの上に覆いかぶさるように乗った。
その時、左手に持っていたものが落ちた。僕がきのうはいていたブリーフだ。
恭子姉ちゃんはサイドテーブルを両手でつかみ、自分の股間をテーブルの角に押し付けた。
押し付けながら、腰を動かす。
僕のブリーフを口に入れている。
「浩二、お姉ちゃんをイカしてっ。お姉ちゃん、浩二としたいの、ねっ。お姉ちゃんのここに入れてっ!
浩二のちんちん、入れてっ!
お願いよ浩ちゃん、浩ちゃんのおちんちん、欲しいの。
中に入れて、あっあっ、あーっ、こうじぃ、はんっ、はっ、あんっ、浩二、浩二〜、ああ、お姉ちゃん、イキたい。こ、こう、じ、い、い、い、い、っ、っっっく、う、う〜」
恭子姉ちゃんはサイドテーブルの上でもんどりうつように体をくねらせ、やがてぐったりとなった。
恭子姉ちゃんのオルガスムスを目の当たりにして、僕ももちろん射精した。パンツの中に、だ。
僕はそっと二階の部屋に帰り、精子がべっとりと張り付いたパンツを脱いだ。
そのパンツを持って、隣の恭子姉ちゃんの寝室へ。
精子で濡れた方を表にし、恭子姉ちゃんの枕の上に置いた。
下に降りると、恭子姉ちゃんはシャワーを使っていた。
ドア越しに声を掛けた。
「恭子姉ちゃん、帰ったよ。きょう疲れたから、すぐ寝るわ。シャワー、あしたの朝にする」
「あら、お帰り。わかったわ。朝はいつも通りの時間でいいのね?」
部屋に戻り、恭子姉ちゃんを待った。半時間ほどで恭子姉ちゃんが上がってきた。
ドアが開く。
閉まる。
電気を点けた・・・・・・
恭子姉ちゃんはすぐに精子がベットリとはり付いた僕のパンツに気付いたはずだ。
僕は、静かに部屋を出た。
恭子姉ちゃんの部屋のドアを開ける。
ベッドに腰掛けた恭子姉ちゃんと目が合った。
びくっとした表情で、恭子姉ちゃんは手に持っていたもの=僕の精子に濡れたパンツを、後ろに隠した。
僕は恭子姉ちゃんに密着するようにしてベッドに腰掛けた。
肩を抱き寄せる。恭子姉ちゃんは顔を背けて逃げようとした。
「恭子姉ちゃん、隠さなくてもいいよ。僕が置いたの、さっき。好きでしょ? 僕の精子がついたパンツ。まだ濡れてるよ。舐めていいよ」
「な、何で・・・」
「すごかったよ、さっき。僕、見た。恭子姉ちゃんのオナニー。僕もすごい興奮して、姉ちゃんがイクのと同時にズボンはいたまま出した。これがその時のパンツ」
「浩ちゃん、帰ってたの? 見てたの?」
消えるような声で恭子姉ちゃんが聞いた。体を震わせていた。
「全部見た。テーブルの角にあそこを押し付けながらオナニーしてた。
すごいエロかった。見ながら、僕もズボンの上からちんぽしごいた。
姉ちゃんが『浩二』って言ったときはびっくりした。
『浩ちゃんのおちんちん、ほしい』とか
『浩チャン、中に入れて』とか
『浩ちゃん、お姉ちゃんのここ、食べて』とか、メッチャ興奮した」
恭子姉ちゃんは私の手を振り払い、ベッドにうつぶせになり、枕に顔を埋めてイヤイヤというように首を振った。
僕は、その恭子姉ちゃんに重なるように体を添わせ、耳元で囁いた。
「姉ちゃん、恭子姉ちゃん、僕も恭子姉ちゃんが好き。
姉ちゃんとしたい。ねっ、しよっ。だから、僕の精子、舐めて!」
恭子姉ちゃんの手からパンツを取り上げ、精子に濡れた部分を恭子姉ちゃんの口に近づけた。
「ほら、僕の精子。匂いするでしょ、姉ちゃんの好きな僕の精子」
恭子姉ちゃんの顔が僕の方を向いた。小さく口を開いた。
舌を出し、精子を舐め始めた。
僕は恭子姉ちゃんの髪を撫で、耳に頬にキスをした。目尻にたまった涙を口で拭った。
2人はいったん体を離し、着ていたものすべてを脱いだ。
恭子姉ちゃんは両足を大きく開いて膝を折り曲げ、両手で引き寄せた。
その上に重なり、僕は固く大きくなった僕自身を、恭子姉ちゃんの中心へめり込ませた。
ゆっくりと・・・・・
一番奥に到達し、穴全体を埋め尽くしたところで、恭子姉ちゃんは両足を伸ばした。
僕のそれが外れないようにというかのように、きつく締め付けた。
「姉ちゃん、入ったよ。ひとつに繋がってるよ」
「うれしい。浩ちゃんが入ってるのね、私の中に。ああ、信じられない、素敵。いつも想像してたのよ。
すごいわ、固い。奥に当たってるの。太いから、動かさなくても浩ちゃんのドックンドックンが直接わかる。
ねえ、浩ちゃん、お姉ちゃんのおまんこ、浩ちゃんのものよ。毎日食べてほしい、私、毎日、浩ちゃんとしたい」
「もう僕のパンツ匂ったり舐めたりしなくてもいいよ。いつでも直接舐めさしたげる」
僕は精子のべっとり張り付いたさっきのパンツを、僕は精子のべっとり張り付いたさっきのパンツを、恭子姉ちゃんの口にあてがった。
ピストンを始める。
恭子姉ちゃんがパンツの精子を舐めながら、下から応じる。
ベチョン、ブチュッ、ベチャッ・・・
性器同士がぶつかり合う音の間隔が段々短くなる。互いの息が荒くなる。
「はあ〜〜〜ぁ、もうすぐっ、よっ、浩ちゃん」
「僕も。あっ、出っ、そう。あ〜〜」
間一髪、恭子姉ちゃんのお腹の上に射精した。
精液を手のひらで自分の乳房や首筋に塗り広げる恭子姉ちゃん。
そして指と指の間で糸を引くそれをおいしそうに舐める。
僕のおちんちんを舐めながら、恭子姉ちゃんが言った。
「ゴム、間に合わなかったね。こうなるなんて思ってもいなかったし、用意もしてなかったものね。
私ね、きのうかおとといぐらいが排卵日のはずなの。
でね、我慢できなくてひとりでしてたの。それ、見られちゃった。でも、よかったぁ」
「排卵日って危なくないの?」
「ヤバい、かなっ。でも外に出したんだし、多分大丈夫よ。海外出張する日の前の晩も彼とやってるし、その時は中に出したし・・・」
研修が終わったあとの土日も、僕は恭子姉ちゃんの家に泊まった。
The end・・・・・・・