憧れだった同級生

私は私大に通うごく普通の女子大生。

大学と自宅の往復の毎日を送っている私だったけれど、この頃ゼミでよく顔を合わせている一人の男子生徒が気になるようになっていた。

同じクラスで、譲治という名前だった。彼とは地元が近いということで、入学当初から意気投合している。

彼とはゲームの趣味が合うので、その話をすることが多かった。それと研究室が同じだったので、たまに一緒に帰る程度。

彼の話はとてもおもしろいし、ノリもいい。かと言ってチャラいわけではなく、言い回しには哲学的なセンスを感じさえする。

そんな彼の顔は所謂イケメンで、女ウケも良さそうに見える。

性格も朗らかで、笑顔がよく似合っていた。

背も高く身体は均整が取れており、痩せてはいても胸板等ががっしりしていることが服の上からでもわかる。

これだけモテ要素がありながらも、彼に女の噂が立ったことはなかった。

見た感じ恋愛よりも友情を取りそうだったし、事実彼は男友達とゲームばかりして遊んでいるらしい。

私は彼をちょっと好きになっていたけれど、この想いが報われるのはいつなんだろうなとぼんやりと思って日々を過ごしていた。

季節の変わり目が、私の身体に悪戯をしたらしい。なんとか登校はできたものの、体調が悪くて早退する日も度々出てきてしまった。

この日も私は医務室のベッドで一人、膚の中に流れる自分の静かな血液の音に耳を傾けていた。

その時ドアをノックし、誰かが入ってきた。

微かな話し声が聞こえ、ゆっくりとカーテンが開けられた後であの人が入ってきた。

「大丈夫、ゆうりちゃん。貧血で倒れかけたって聞いたよ。

そんなに具合悪いなら……俺今日の授業終わったからこれから一緒に帰ろう」

彼はそう言ってくれたものの、心配をかけるのも悪いと思い言葉に詰まってしまった。

「顔真っ青じゃん。そんな状態の女の子、一人で帰すわけにはいかないよ」

私は彼の言葉に甘え、一緒に帰ることにした。

差し出された腕にしがみつくようにして歩き、電車に乗ってからはきっと、彼に寄り添うように眠った。

「ごめんね……わざわざ二駅も先のこっちまで付きあわせちゃって」

電車を降りて私は、すぐ隣を歩く彼にそう言った。

「全然気にならないよ。それより、なんか身体弱いよね。この所不調っぽいし」

「まあ、普通よりは軟弱だよねえ。特に日差しが強い時なんてすぐクラクラするから」

「気の毒だなあ。何かあったら、こうやって俺を頼っていいよ。

ゆうりちゃんだったら別に……構わないから」

突然予想もしていなかった甘いことを言われ、私はどきりとした。彼も言ってから気づいたのか、

少し顔が赤くなっている気がする。

「ありがと、譲治くん」

私も気の利いたことが言えればよかったのだけど、不意をつかれた今ではこれが限界だった。

他愛もない話をしているうちに、私の家に到着した。

一軒家だけど両親が海外出張中で私しか住んでいないこの家は、外から見ても静かだった。

「送ってくれてありがとう。

そうだ、お礼にあげたいものあるから、外で待たせるのも悪いしちょっと中に入ってくれる?」

好きな人に優しくされて、気分が舞い上がっていた。

彼は最初こそ遠慮したものの、言われるままに少しぎこちなさそうに門をくぐった。

家に上がった彼はどことなくそわそわし、お茶の用意をしている私をちらちら盗み見たりしていた。

「やっぱり、ゆうりちゃんってお嬢様なんだ。俺こんな凄い家に招待されたことないよ」

「くつろいでいってね。お茶菓子とか足りなかったらもっとあるから」

それから彼と数十分会話をし、一段落ついたところで私の部屋を見せることになった。

彼とは趣味も合っているから、オススメの本かゲームがあれば貸してあげようと思ったのだ。

「綺麗だね。これが女の子の部屋か」

部屋に入るなり、彼はそう言った。

「そういえば前あのゲーム気になるって言ってたよね。なんだっけ」

「あのさ、ゆうりちゃん……」

「えっ、なに?」

「俺、ずっと言えなかったけど……好きなんだ。ゆうりちゃんのこと」

いきなり告白されびっくりしていると、彼が続けた。

「初めて話した時から気になってて、たまに今日みたいに頼ってくれてさ。

なんだろ……もっと甘えてほしいって思ったんだ。

俺で良ければ付き合ってくれないかな」

告白が夢のようで、私は頭の中で彼の言葉を繰り返した。

そしてこれが夢ではなく現実だと再確認する。

「嬉しい、私も譲治くんのこと、好きだったんだよ」

想いが報われた彼はいつもの明るい表情に戻った。

勢い良く抱き締め、目を見合わせた後唇を押し付けられた。

触れるだけの優しいキスだったけど、その時間はとても長かった。

ずっと上を向いていたのでふらつくと、彼の脚ともつれ合ってそのまま二人でベッドの上に倒れた。

まるで押し倒したかのような体勢に、彼の顔はみるみる赤くなった。

密着した身体の一部分が特に固くなっているのが分かった。

「ゆうりちゃん柔らかくて気持ちいい。それにいい匂いもする」

彼の鼻が髪、首筋、そして耳に当たる。恥ずかしくて拒否しようとしても、とても私の力では彼に敵わなかった。

「もっと嗅いでいいかな」

もう抗うことはできず、胸や腹、足を嗅がれても抵抗はできなかった。

「ここは……どんな匂いだろう」

割れ目を下着の上から何度もなぞられ、高い声を出してしまう。

嗅がれている最中も蹂躙されたそこは、既に粘液で滑ってしまっていた。

「いやっ、譲治くん」

「下着の上からでもわかるくらい濡れてるよ。直接触ったらどんな感じなんだろうね」

「やっ、やだ……」

嫌と言うものの、私は本心では期待していた。

でも本能のままに求めていたら、彼から軽蔑されそうな気がしていた。

「優しく撫でるから大丈夫だよ」

下着の中にするりと手が入り込み、割れ目を往復した。

温かい粘液が指を包み込む。

そして割れ目の中に入り込んだ指は、膨らんだ肉芽を捉えた。

愛液をつけてそこを触れるか触れないかの具合で撫でられただけで、私の身体はびくりびくりと跳ね上がってしまう。

息が上がり、上せたような感覚に身体が支配されていく。

「気持ちいい?」

頭を撫でながらそう聞く彼の声に、私は素直に答えた。

「きもちい……」

彼はそれが嬉しかったようで、クリを飽きもせず何十分もこね回し続けた。

そして好意はエスカレートしていき、遂には下着も剥かれてしまった。

「ツルツルしてると思ったら無毛なんだ。子供のみたいで可愛いね。……舐めちゃおうかな」

「やだぁっ、恥ずかしいよ! シャワーも浴びてないのに」

身体をくねらせて抵抗しても、彼には全く効果がなかった。

割れ目を左右に広げると、上の突起を集中的に舌で責める。

下から上に向かって何度もなぞり上げられ、私ももう限界だった。

ちゅっと音を立てて連続して吸われた途端、私は嬌声を上げてイッてしまった。

「俺のでこんなに感じてくれたんだ……嬉しい」

「譲治くんにイくとこ……見られちゃった……」

「凄く可愛かったよ。これからももっと見せてほしい。いい……?」

私は頷くと、彼の背中に手を回した。