背徳感と快感の狭間

小学校の時に入った、市民体育館にある合気道教室。

毎週週末に一回だけの稽古だったけれど、私、明美はとても楽しく通っていました。

おてんばで身体を動かすのが好きな私に、力が有り余っているなら護身術を身につけたら将来役に立つかも!と、母が薦めてくれて入ったのが始まりでした。

何の疑問も持つことなく毎週通い続け、部活動や受験があるからと辞めていった同年代の子たちも気にもせず、ストイックに稽古に励みました。

そして大学生になったある日、他の大学に通う同い年の男性が、この教室にはいってきたんです。

その人は合気道の経験者で、小中高と近所の教室で合気道を習っていたそうですが、大学入学を機に一人暮らしを始め

以前の教室には通える距離ではなくなったため、こちらに入ってきたのだそう。

正直、彼氏いない歴年齢の私には衝撃が走りました。今までこの教室で見てきた男性は、小学生や年配層ばかり。

若い男性は入ってこなかったんです。タケルくんというその男性は、細身で背は175センチくらい。

いかにも女の子の好きそうな、かっこ可愛い系統でした。私は一目惚れをしてしまい、意識しすぎるあまり、稽古中に彼と組むことがないように避けてしまっていました。

ある日の稽古の事。昇段の検定を受けるように先生に言われ、練習相手として経験者のタケルくんと稽古するようにとあてがわれました。

なるべく避けていたのに、もうびっくりして心臓が飛び出しそうでした。

正直、受身をしている時の表情は酷いので見られたくないし、息が上がっているところも情けない気がして見られたく無かったのですが。

先生に言われてしまったものはもう仕方ありませんでした。検定に向けて、3ヶ月間真剣に稽古に励みました。

汗ダラダラなのも、汗臭いのも、髪が乱れるのも、なりふり構ってはいられません。

だいぶ型を憶えられてきたので、一回全部の型を通してみよう、とタケルくんが提案してくれ、個人練習として金曜日の夜に道場を借りて2人で練習をしました。

私は真剣な半面、もう夢見心地。

だって、かっこ可愛いタケルくんが、短刀を構えて私に向かってくるんです。息を切らせながら。。

って私はマゾか。畳の上に寝かされた状態で、タケルくんに腕を押さえつけられます。

これも稽古の一部で、私は手を解いて彼に技をかけます。

押さえつけられている時なんてもう、ドキドキして顔が真っ赤になっていました。

個人練習も終わって畳を用具庫に片ずけていた時です。

彼は、畳を腰の高さぐらいまで積み上げていた私の手を後ろから取って背中に捻り上げました。

「ちょっ、、!!タケルくん、どどどうしたの?!」

真っ赤になりつつも何が起こっているのか訳が分かりませんでした。

「ねえ、稽古の時にそんなに顔を真っ赤にしてさ、、潤んだ目して、息を切らせちゃって・・。

明美ちゃん、本当に可愛いね。オレ、タイプなんだよね、君みたいなコ。」腕を捻り上げられたまま、腰まで積み上げた畳に伏せられてしまいました。

「ななな何いってるんですか!!話さないと技をかけますよ!」

「やれるもんならやってみなよ」

うつ伏せにされた状態で、もう片方の手で彼は私の顎に手をかけると、いきなり深いキスをされました。もちろん私のファーストキス。

「んうっ!」

そのまま彼は捻り上げた手をうまく回し、私を仰向けにして頭の上に押さえつけました。これは稽古の続き?!そんな風に思わせました。

「スキアリ!」

そう言うと彼は、私の道着の中に手を滑り込ませて、中に着ていたTシャツを捲りあげました。

そのまま見えたブラに手をかけ、ずらすと、おもむろに吸い付いてきました。

「やあ、、ん、、やめてえ、、」

とは言いつつも、運動して火照った身体にエンジンがかかるのは簡単で、感じてしまいました。

「明美ちゃん、可愛い。オレと付き合ってよ。」

そんな告白あるかー!!と思いましたがタイプなので抗えず。

されるがままになってしまいました。

私のはいている袴の腰元のスリットから手を入れて下のズボンを脱がし、汗と愛液で濡れてしまったあそこを丁寧に愛撫されました。

袴も脱がされ、お互い上半身だけ道着をまとってそのまま挿入されてしまいました。

道着は神聖なものなのに、こんな形で、しかもあろうことか道場の畳の上で、大股を開いて彼を受け入れている・・

でもその背徳感がたまらなくなってしまい、お互い燃えてしまいました。

それからというもの、私はまるでパブロフの犬のようです。

彼と稽古で組む事もあるのですが、彼は企んだかの目をして、技をかけながらさり気なくおっぱいを触ってきたりします。

そんな悪戯に濡れてしまい、稽古が終わった後は体育館の外にあるテニスコート裏の人気のあまりないトイレにもつれるように入り、快感を弄り合います。

彼の私を見る目に、稽古をしているのかエッチをしているのか分からない感覚に陥りますが、これからもこんなエッチを2人で楽しんでいきたいです。